| NOOS LECTURE 2010 LIVE DVD: Vol.07(2disc) | |
| Title | 元止揚空間について |
| Price: 4,725yen(tax incl) | |
| Release: April 2010 | |
| Format: DVD | |
| Publisher: noos academeia | |
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+ summary
2010年03月13日に開催されたレクチャー内容を完全収録!
元止揚空間(げんしようくうかん)――人間の意識を構成している7階層の空間のうちの最初の4階層を構成している領域のこと。6回にわたり語られてきた様々な構造が歯車のように絡み合い、元止揚空間の中に潜む幾何学世界が出現する。会場限定で配られたレクチャー資料も同封。
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内部 = 外部、外部 = 内部vol.07
スピノールという物理量がある。これはベクトルに似て空間上では矢印で表されるのだが、その空間的性質はベクトルと全く趣を異にする。というのも、ベクトルは360度回転させれば元の位置に戻ってくるがスピノールは元の位置には戻らない。半回転しかしないのだ。つまり、スピノールにとっての一回転とは普通の空間の720度回転を意味するのだ。だからスピノールを回転させて元の位置に戻ってこさせるためには720度の回転が必要となる。こうした不思議な幾何学的性質の例は身近なところではメビウスの帯で説明できる。今、メビウスの帯の上を指でなぞっていってみよう。グルッと360度なぞっていくとスタート地点のウラに回り込むことが分かる。そこからもう一回グルっと360度なぞるとめでたく元のスタート地点に戻ってくる。スピノールの回転に対する性質はまさにこのメビウスの帯のようなものなのだ。
物理学的にはスピノールは電子やクォークの角運動量として登場する。つまり、このことはミクロ世界の空間がメビウスの帯のような捻れを持った空間によって構成されていることを示唆している。
ところでメビウスの帯の特徴とは何だろう?普通の環っかならば、その環は環の内部と外部の境界の役割を持ち、内部と外部をきれいに二つに区分けする。しかし、メビウスの帯は帯の両面が捩じれているために外部=内部、内部=回部というように、両者の区分を持たない。電子やクォークがスピノールでできているということは、ミクロ世界ではもはや外部や内部という概念が通用しない空間になっているということを物語っている。今回のビデオでは無限遠点に主体の位置があるということの論証から、スピノールの正体が何かを推理している。
[ text by kohsen handa ]

