ヌースレクチャーライヴDVD

ヌースレクチャーDVD 2009-2010 サンプルビデオ
NOOS LECTURE 2009
LIVE DVD: Vol.03(2disc)
Title: 人間の無意識構造と次元観察子
Price: 4,725yen(tax incl)
Release: Nov. 2009
Format: DVD
Publisher: noos academeia
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NOOS LECTURE LIVE vol.3(ヌースレクチャーDVDvol.3)の画像

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2009年10月10日に開催されたレクチャー内容を完全収録!
前半ではオイディプス神話を切り口として人間の無意識にまつわる歴史から話しを進め、後半ではケイブコンパスを用いながらより詳しく無意識構造の世界を解説していきます。また、特別付録として、会場限定で配られたレクチャー資料を同封。
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オイディプスとは誰かvol.3

古代ギリシアの悲劇作家ソフォクレスが書いた傑作『オイディプス王』。父を父と知らず殺し、母を母と知らず犯すこの哀れな王は彼の中では何一つ間違ったことをしでかしたわけではない。むしろ、彼は与えられた逆境の中で逞しく育ち、かの化け物スフィンクスを倒して英雄にもなり、自ら民衆のために良き王であろうと努めた誠実な王だった。しかし、定められた運命というものに変更の余地はない。彼は、預言者が見たビジョン通り、父を父と知らず殺し、母を母と知らず犯す。

問題はこのオイディプス王とは何者なのか、ということだ。フランスの哲学者ドゥルーズとガタリは『アンチ・オイディプス』というタイトルのセンセーショナルな本を書き、人間という生き物自体がオイディプス的一生を余儀なくされた呪われた存在ではないかと人間が持った歴史的進展を一喝した。確かに考えてみればそうだ。僕らは自らの出自について何も知らない。ひょっとして人間を作り出した父なる意思のようなものがあったのかもしれない。それを神と呼ぶならば、神は科学的精神の確立のもとにもうとっくの昔に殺されている。さらに科学的精神が作り出したテクノロジーの方はどうだろう。テクノロジーが生み出した様々な機械は母なる自然を切り刻み、まさに陵辱の限りを尽くして自然の秘密を吐かせ続けている。と言って、科学技術に悪意があるわけではない。科学的精神を送り出した人間理性というものは父を父と知らずに殺し、母を母と知らずに犯し続けているだけだ。

神話の中ではオイディプスは最後は盲目の旅人となって放浪した後、朽ち果てて死ぬ。人類は果たしてオイディプスの運命をそのまま辿ることになるのだろうか。

[ text by kohsen handa ]