ヌースレクチャーライヴDVD

ヌースレクチャーDVD 2009-2010 サンプルビデオ
NOOS LECTURE 2010
LIVE DVD: Vol.11(2disc)
Title: 永劫回帰のメカニズム
Price: 4,725yen(tax incl)
Release: Aug. 2010
Format: DVD
Publisher: noos academeia
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NOOS LECTURE LIVE vol.11(ヌースレクチャーDVDvol.11)の画像

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2010年07月10日に開催されたレクチャー内容を完全収録!
昨年より始まった今回のヌースレクチャーシリーズもいよいよ最終章に突入!レクチャー史上初となる、『大系観察子』という概念――。ニーチェの永劫回帰をキータームとして、最終回へと繋がる壮大な物語が今幕を開ける!会場限定で配られたレクチャー資料同封。
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ニーチェとヌーソロジーvol.11

ニーチェは19世紀の終わりに「神は死んだ」と言った。しかし、ほんとうに神は死んだのか?世界を見渡せば未だに神を信仰する人間たちは五万といるし、宗教的信条の違いから戦争も繰り返されている。宗教を信じない人たちももちろんたくさんいるが、彼らは人間理性というデカルト的神を未だに信奉している。ニーチェが告発したのはこうした超越者たちだった。たとえ宗教的な神を殺したとしても、神を殺した者がまた新たな神に成り代わる。そうやって科学の神が登場してきたわけだし、民主主義教にしても資本主義教にしてもその背後には自由の神や貨幣の神といった何らかの超越者が睨みを利かせている。

この超越者の正体をニーチェは見抜いていた。それは「否定の神」である。汝、〜するなかれ。おまえは間違っている。だから、わたしは正しい。否定の神の情念が最も燃え盛るのは自分が否定されたときだ。そのとき否定の神は復讐の炎を舞い上らせる。自分を否定するものに対してはより協力な否定によって返り討ちにしたいのだから、否定の神同士が同盟を結ぶのはまず難しい。人間という体制が常に無数の諍いごとで溢れ返っているのも、すべてはこの否定の神のなせる業なのだろう。
人間に巣食っているこのような神。それは何と言っても自我である。あなたはわたしではない、という否定の精神がわたしを保証する。この自我の同一性をディオニソス的な酩酊の神、もしくは純粋無垢の幼児への回帰によって破壊すること。それがニーチェのもくろみだったのだ。そして、それは永遠回帰の到来によって実現化される——。
ニーチェは何を言いたかったのだろうか。このレクチャーではヌーソロジーを通してニーチェの思想のバックステージをあぶり出してみた。

[ text by kohsen handa ]